固定電話が無くならないのは?

今はスマートフォンを含む携帯電話を一人一台持っている時代です。若い人だけではなく、子供や老人も持っています。というのは防犯の意味合いもあるからです。携帯電話を持っていれば、いざという時に家に連絡が出来ますし、また、警察に連絡することも出来ます。通話が出来ないような状況になったとしても、メールを送ることが出来ます。

携帯電話が普及する前は、固定電話が一家に一台ありました。携帯電話が増えてきた反面、固定電話はどんどん減っていると言われていますが、完全になくなる様子はありません。なぜ、老若男女が携帯電話を持っているのに、固定電話は完全になくならないのでしょうか。

考えられる理由はいくつかあります。まず、通話料の問題です。携帯電話は固定電話と比べて通話料が高いことが多いです。たとえば、同じ市内の人に電話をかける場合、固定電話であれば3分10円程度ですが、携帯電話だと高いプランで1分40円ぐらいかかる場合もあります。3分電話をしたら120円となり、固定電話の10倍以上です。なので、通話料金を比較して安い方を使えるように固定電話を残しているということです。 別の理由としては、信用というものが挙げられます。

最近の携帯電話は、身分証明書を提示しないと買えないようになっていますが、以前はプリペイド携帯であれば身元を携帯電話会社に明かすことなく買えました。そういった歴史があるので、連絡先が携帯電話だけだと信用出来ないというイメージを持っている人も少なくありません。就職の面接時に提出する履歴書に番号を書くために持ち続けている人もいます。また、会社であれば代表番号を用意するというのが普通であり、連絡をする場合は社員ごとに持っている携帯電話にかけてほしいという所はまずありません。なのでなくなることはないわけです。

通話料以外のお金の問題もあります。それは、昔は固定電話を導入するために権利が必要だったということです。この権利はお金で買う必要がありました。それを覚えている人にとっては、せっかくお金を出して導入したものをなくしてしまうというのはもったいなく感じるわけです。今は、権利を買わなくても固定電話を導入出来るようになっているので、持っている権利を誰かに売るということも出来ません。また、電話会社に権利を返してもお金が返ってくることはありません。そういうことから、買ったものを無駄にしたくなくて固定電話を使い続けているというものです。